代表森永浩士より

代表森永浩士
森永浩士です。

私が今まで携わってきた仕事を振り返ると、3つの時代に
分類出来ます。
①カーオーディオメーカー時代、②アパレルメーカー時代、
③介護用品卸時代です。
各々性質は異なりますが、全て対人関係の仕事でした。
今更ながら考えてみると、私にとってこれは驚くべき
経歴です。
なぜなら学生時代の私は典型的な人見知りだったので、
むしろ対人の仕事は全く向いていないと思い込んで
いたためです。

音響メーカー時代は社内折衝業務を命じられました。 営業向きではないと思い込んでいた私には、正直
合っている仕事と思いました。
皆様も社内折衝なら、同じ社員同士で仲良く和気あいあいと楽しい仕事が出来るのではと 思われるかも
しれません。
ところがこれがとんでもない勘違いで、社員同士にもかかわらず斬るか斬られるかの崖っぷち状態が毎日
続きました。
私の仕事は、営業が取ってきた注文の生産・調達を間に合わせる事だったのですが、
営業が取ってくる注文は、普通では全く間に合わないような酷い納期のものばかりだったのです。
そのうえ営業側からは「間に合わなければクライアントから切られる」と恫喝され、生産側からは
「こんな納期で出来るはずがない」と突き放されるのです。
数えきれないほど絶望感に打ちのめされましたが、幸運な事に納期に間に合わずに問題となった事は
一度もありませんでした。
これは決して私が有能だったからではありません。
20代の若造が寝る間も惜しんで訴える姿を見て心動かされ、助けてくれる方が大勢いたためです。

アパレルメーカー時代と介護用品卸時代は営業でした。
ここは私の方から苦手と思い込んでいた営業を希望しました。
何故ならカーオーディオメーカー時代に苦しめられた「営業」を理解できなければ、仕事そのものを
理解できないと思っていたからです。
初めて訪問した会社で、私へ浴びせられた視線に凄いプレッシャーを感じた事をよく覚えています。
しかし会えば会うほどお客様と親密になり、気が付けば苦痛が心地よさに変化していきました。
またお客様と永く付き合えば、クレーム対応も比例して増えます。
ただ面白い事に、クレームを解決した後は、お客様との信頼関係は更に深まっていきました。

36年間対人関係の仕事をやってきて、ずっと不思議に感じていたのは
「人は何故、こんな私を助けてくれるのか?」でした。
その疑問を解き明かすためにNLP心理学を学び、人の気持ちの変化が少し分かってきたと思います。
まだまだ道半ばですが、私の経験をベースにしたセミナーや研修で皆様により良い人生を送れるヒントを
ご提供出来たら幸いです。